この​記事で​分かる​こと

  • 経歴・学歴・個別プロフィールURLの3項目すべてを100%開示しているPEファンドは15社中5社
  • 経歴記載率が100%のファンド15社のうち12社は学歴情報の記載率も100%
  • 公式サイトの情報源で最も多いのは「公式チーム一覧」66.1%、次いで「公式人物プロフィール」30.8%
  • 選考準備でファンドを研究する際に、まずどの公式情報源を確認すべきかの手がかり
データ基準日: 2026年8月30日 | 対象: 大手町​プレップ​PE​ファンド​DBの日本カテゴリ133社の公式サイトに現職として掲載された1,456名(実人数1,438名) | 収録10名以上のファンド | 執筆: 大手町プレップ編集部

結論:経歴・​学歴・​個別​URLを​全て​100%開示する​ファンドは​15社中5社

大手町プレップPE人物データベースのうち、掲載人数10名以上で経歴情報の記載率(career_pct)が100%だった15ファンドについて、学歴情報の記載率(edu_pct)と個別プロフィールページへの直接リンクの有無(url_pct)を集計しました。経歴・学歴・個別URLの3項目全てが100%だったのはJ-STAR・KKRジャパン(KKR)・ブルパス・キャピタル・ポラリス・キャピタル・グループ・ロングリーチグループの5社です。

経歴・学歴の記載率がともに100%のファンドは15社中12社に上る一方、個別プロフィールページへのリンクまで用意しているファンドは限られており、「情報は書いてあるが、個別ページへの導線がない」ファンドが一定数存在することが分かります。

17社
経歴判明率100%
収録10名以上のうち
564名
個別プロフィールURL
収録1456名中38.7%
43社
対象ファンド
収録10名以上
J-STAR
1位

分析対象と​開示指標の​定義

2026年8月30日時点で、大手町プレップPE人物データベースに掲載人数10名以上で登録されているファンドのうち、経歴情報の記載率が100%だった15社を対象としています。指標は3つで、career_pct(掲載人物のうち経歴情報を確認できた人物の比率)、edu_pct(同・学歴情報を確認できた比率)、url_pct(同・個別プロフィールページへの直接リンクが公式サイト上に存在する比率)です。いずれも各ファンドの掲載人数を分母にしています。

これらの指標は情報の「量」ではなく「開示の網羅性」を示すものであり、記載内容の詳しさや正確性を評価するものではありません。「記載を確認できず」は当該情報がないことではなく、公式サイト上に明示されていないことを示します。

開示充実度​ランキング

人物プロフィール開示が充実しているPEファンドランキング(収録10名以上・経歴判明率順)
#ファンド系譜収録経歴判明率学歴判明率個別URL率
1J-STAR独立系24100.0%100.0%100.0%
1JICキャピタルその他13100.0%100.0%0.0%
1KKRジャパン(KKR)外資系・グローバル10100.0%100.0%100.0%
1Lキャタルトン(Lキャタルトン・ジャパン)その他12100.0%100.0%0.0%
1ひろしまイノベーション推進機構金融機関系13100.0%100.0%0.0%
1アント・キャピタル・パートナーズ金融機関系41100.0%100.0%0.0%
1サンライズキャピタルその他22100.0%100.0%0.0%
1ブルパス・キャピタル事業会社系15100.0%100.0%100.0%
1ポラリス・キャピタル・グループ独立系25100.0%100.0%100.0%
1ロングリーチグループ独立系19100.0%100.0%100.0%
1大和PIキャピタル金融機関系13100.0%100.0%0.0%
1日本みらいキャピタル独立系10100.0%100.0%0.0%
1ニューホライズン キャピタル独立系31100.0%96.8%100.0%
1インテグラル独立系84100.0%94.0%0.0%
1アイ・シグマ・キャピタル事業会社系28100.0%0.0%0.0%
1東京電力タイムレスキャピタル事業会社系17100.0%0.0%0.0%
1雄渾キャピタル・パートナーズ独立系12100.0%0.0%100.0%
18ベインキャピタル外資系・グローバル8197.5%87.7%100.0%
19マラトンキャピタルパートナーズ独立系2295.5%100.0%0.0%
20MCPキャピタル金融機関系2095.0%0.0%0.0%
21キャス・キャピタル独立系1693.8%6.2%100.0%
22WMパートナーズ独立系2692.3%84.6%0.0%
23ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ金融機関系2387.0%82.6%0.0%
23アント・ソリューション・パートナーズその他2387.0%56.5%0.0%
23REVA独立系2387.0%43.5%0.0%

表の上位ほど、経歴・学歴・個別URLの3指標が揃って高い水準にあります。学歴情報の記載率が100%に届かないのはニューホライズン キャピタル(96.8%・掲載31名)とインテグラル(94.0%・掲載84名)で、いずれも僅差にとどまります。一方、アイ・シグマ・キャピタル(掲載28名)は経歴記載率100%であるにもかかわらず学歴情報の記載率が0%であり、経歴と学歴で開示方針が大きく異なるファンドであることが分かります。

公式サイトの​どの​情報源から​分かるのか

大手町プレップPE人物データベース全体(1,456名分)の情報源の内訳を見ると、最も多いのは公式サイトの「公式チーム一覧」ページで962名分(66.1%)、次いで個人ごとの「公式人物プロフィール」ページが448名分(30.8%)で、この2種類の情報源だけで全体の96.8%(1,410名分)を占めます。残りは「公式会社概要」21名分(1.4%)、「公式メンバー紹介」12名分(0.8%)、東京オフィスに絞り込んだ「公式人物プロフィール」11名分(0.8%)、現職の再確認を要する「公式プレスリリース」2名分(0.1%)です。ファンドを研究する際は、まず公式サイトのチーム一覧ページと、個人ごとのプロフィールページの有無を確認することが効率的だと考えられます。

結果から​言える​こと・​言えない​こと

言えること。(1)掲載人数10名以上かつ経歴記載率100%のファンドの中でも、学歴・個別URLの開示水準にはファンドごとに差があります。(2)経歴・学歴・個別URLの3項目を全て100%開示しているのは15社中5社にとどまります。(3)情報源としては公式サイトの「チーム一覧」と「個人別プロフィール」の2種類で全体の96.8%をカバーしています。

言えないこと。(1)開示率の高さは、ファンドの選考のしやすさや透明性の高さを直接保証するものではありません。(2)本ランキングは掲載人数10名以上かつ経歴記載率100%のファンドに限った比較であり、開示率が低い、あるいは経歴記載率が100%未満のファンドを含めた業界全体の順位ではありません。(3)開示の充実度と実際の採用選考の丁寧さ・透明性との関係は、本データからは検証できません。

データの​定義と​限界

career_pct・edu_pct・url_pctの定義、対象ファンドの選定基準、情報源の分類、三値分類の考え方は以下のとおりです。

集計方法・データ定義(大手町プレップPE人物データベース独自集計)

対象データ
大手町​プレップ​PE​ファンド​DBの地域カテゴリに「日本」を含むPEファンド133社(外資系・グローバルファンドの日本拠点を含む)について、各社公式サイトのチーム・メンバーページに現職として掲載された人物1,456名(2026年8月30日時点)。関連会社間の重複を除いた実人数は1,438名。
集計単位
人物属性(学歴・MBA・職歴など)の集計は実人数(ユニーク人物)単位、ファンド別の集計は人物・所属レコード単位で行っています。
三値分類
各属性は「記載を確認」「公式プロフィールに記載を確認できず」「経歴情報が不足し判定不能」の3つに分けています。比率は原則として記載有無を判定できた人数(判明者)を分母とし、本文・図表に分母を明記しています。「記載を確認できない」ことは「経歴・資格がない」ことを意味しません。
ランキングの​基準
比率のファンド別ランキングは属性判明者10名以上のファンドを対象とし、5〜9名は参考値、4名以下は対象外としています。
データソース
各PEファンドの公式サイト(チームページ・人物プロフィール・会社概要等)の公開情報。役職名・経歴は公式表記を機械的な基準で正規化・分類しています。

本分析は公式サイトの公開情報のみを機械的に集計したものであり、各ファンドの実際の人員構成・採用基準を網羅・代表するものではありません。経歴の開示方針はファンドにより大きく異なるため、比率の差がそのまま実態の差を意味するとは限りません。出身大学・前職等は人物の能力・評価を示すものではなく、相関関係は因果関係を意味しません。

よく​ある​質問​(FAQ)

開示率が​高い​ファンドの​方が、​選考で​有利に​なりますか。

それは​本データからは​判断できません。​開示率は​公式​サイトでの​情報公開の​網羅性を​示す​指標であり、​選考の​合否や​難易度とは​別の​観点です。

この​ランキングに​載っていない​ファンドは​情報開示に​消極的なのですか。

必ずしも​そうとは​限りません。​本ランキングは​掲載人数10名以上かつ​経歴記載率100%の​ファンドに​限定した​比較であり、​それ以外の​基準の​ファンドは​対象外と​しています。

ファンドを​研究する​とき、​まず​何を​見れば​よいですか。

公式​サイトの​「チーム一覧」​ページと、​個人ごとの​「プロフィール」​ページの​有無を​まず​確認する​ことを​おすすめします。​本データベースの​情報源の​96.8%は​この​2種類に​基づいています。

データは​いつ​時点の​ものですか。

2026年8月30日時点の​大手町​プレップ​PE​人物​データベースに​基づいています。

まとめ

開示充実度ランキングからは、経歴記載率100%のファンドの中でも、学歴情報や個別プロフィールURLの開示水準には差があり、3項目全てが揃うのは15社中5社にとどまることが分かりました。企業研究の際は、まず公式サイトの「チーム一覧」と「個人別プロフィール」の有無を確認するのが効率的です。開示実態の全体像はPE​ファンドの​人物情報は​どこまで​公開されているのか、ファンド規模との関係は公開​チーム​人数​ランキングで確認できます。ファンドごとの詳細プロフィールはPE​ファンド​DBをご覧ください。

出典・​データに​ついて

  • 大手町プレップPE人物データベース(133社の公式サイト掲載情報を独自集計・2026年8月30日時点)
  • 大手町プレップPEファンドDB https://otemachiprep.com/pe-funds/

※本記事は公開情報に基づく教育目的のデータ分析であり、特定のファンド・個人の評価や、転職成否の保証・投資助言ではありません。出身大学・経歴は人物の能力を示すものではありません。

データ基準日: 2026年8月30日(人物データベースの更新に合わせて本記事の数値・表・グラフは再集計されます)