この記事で分かること
- 公式サイトのチーム・メンバーページに掲載されている人数(公開メンバー数)が最も多いのはジャフコ グループの91名
- 2位はインテグラル84名、3位はベインキャピタル81名で、上位3社が突出した規模を持つ
- この人数は各社が公式に発表している総従業員数ではなく、氏名付きで公開されている投資プロフェッショナル等の人数である点に注意
- 系譜別に見ると、上位20社の多くを独立系ファンドが占める
結論:公開メンバー数トップはジャフコ グループの91名——ただし「従業員数」ではない
大手町プレップPEファンドDBの日本カテゴリファンドについて、各社公式サイトのチーム・メンバーページに氏名付きで掲載されている人数(以下「公開メンバー数」)を集計したところ、上位20社の中で最も多かったのはジャフコ グループの91名でした。2位はインテグラルの84名、3位はベインキャピタルの81名、4位はエンデバー・ユナイテッドの55名、5位はアドバンテッジパートナーズの51名でした。
ここで重要な注意点があります。この人数は各ファンドが公式に発表している総従業員数ではありません。公式サイトのチーム紹介ページ等に氏名・役職が掲載されている投資プロフェッショナル等の人数であり、バックオフィス人員や氏名を非公開としている人員、海外拠点のみに在籍する人員は反映されていない場合があります。以下、この前提を踏まえてランキング全体を見ていきます。
上位20社のグラフからも、ジャフコ グループ・インテグラル・ベインキャピタルの上位3社が40名台以下の他ファンドと比べて頭一つ抜けた規模であることが分かります。4位以下は51名から23名までなだらかに分布しています。
分析対象と「公開メンバー数」の定義
2026年8月30日時点で、大手町プレップPEファンドDBの日本カテゴリファンドのうち、公式サイトのチーム・メンバー紹介ページ等で氏名付きの人物情報を確認できたファンドを対象に、掲載人数の多い順に上位20社を集計しました。集計対象は「公式サイトに氏名が掲載されている投資プロフェッショナル等の人数」であり、各社の有価証券報告書等で開示される正式な従業員数・グループ全体の人員数とは異なります。特に外資系・グローバルファンドは日本拠点で公開されている人数のみを反映しており、グループ全体の陣容より少なく見える可能性があります。
「公式サイトに掲載を確認できず」は、実際にその人数の在籍者がいないことを意味するものではなく、公式サイト上で氏名・プロフィールが公開されていないことを示します。
公開チーム人数ランキング上位20社
| # | ファンド | 系譜 | 公開メンバー数 |
|---|---|---|---|
| 1 | ジャフコ グループ | 独立系 | 91 |
| 2 | インテグラル | 独立系 | 84 |
| 3 | ベインキャピタル | 外資系・グローバル | 81 |
| 4 | エンデバー・ユナイテッド | 独立系 | 55 |
| 5 | アドバンテッジパートナーズ | 独立系 | 51 |
| 6 | 日本産業推進機構 | 独立系 | 49 |
| 7 | アント・キャピタル・パートナーズ | 金融機関系 | 41 |
| 8 | アスパラントグループ | 独立系 | 38 |
| 9 | D Capital | 独立系 | 37 |
| 10 | 丸の内キャピタル | その他 | 32 |
| 11 | ニューホライズン キャピタル | 独立系 | 31 |
| 12 | アイ・シグマ・キャピタル | 事業会社系 | 28 |
| 13 | 日本企業成長投資 | 独立系 | 27 |
| 14 | WMパートナーズ | 独立系 | 26 |
| 15 | ポラリス・キャピタル・グループ | 独立系 | 25 |
| 15 | 刈田・アンド・カンパニー | 独立系 | 25 |
| 17 | J-STAR | 独立系 | 24 |
| 18 | ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ | 金融機関系 | 23 |
| 18 | アント・ソリューション・パートナーズ | その他 | 23 |
| 18 | REVA | 独立系 | 23 |
| 21 | サンライズキャピタル | その他 | 22 |
| 21 | マラトンキャピタルパートナーズ | 独立系 | 22 |
| 23 | MCPキャピタル | 金融機関系 | 20 |
| 24 | ロングリーチグループ | 独立系 | 19 |
| 24 | マーキュリアインベストメント | 金融機関系 | 19 |
上位20社のうち、独立系ファンドが最も多く、ジャフコ グループ・インテグラル・エンデバー・ユナイテッド・アドバンテッジパートナーズ・日本産業推進機構などが名を連ねています。外資系・グローバルファンドで上位に入っているのはベインキャピタル(3位・81名)のみで、他の外資系ファンドは日本拠点の公開人数が相対的に少ないことがうかがえます。金融機関系ではアント・キャピタル・パートナーズ(7位・41名)が最上位です。
系譜別の傾向
上位20社を系譜別に見ると、独立系が最も多く14社を占め、金融機関系2社、外資系・グローバル1社、事業会社系1社、その他2社という内訳です。独立系ファンドは日本国内での設立が中心で、公式サイトでのチーム紹介にも積極的な傾向があり、これが公開メンバー数の多さにも表れていると考えられます。一方、外資系・グローバルファンドは前述のとおり日本拠点分のみの公開が多く、この集計だけでグループ全体の規模を比較することはできません。
結果から言えること・言えないこと
言えること。(1)公式サイトで氏名付きの人物情報を公開している範囲では、ジャフコ グループ・インテグラル・ベインキャピタルが特に規模の大きい組織です。(2)上位20社の多くを独立系ファンドが占めており、公式サイトでの情報公開に積極的な傾向がうかがえます。(3)ファンドごとの公開メンバー数には20名台から90名台まで大きな幅があります。
言えないこと。(1)本ランキングの人数は公式サイトの公開メンバー数であり、各社の実際の総従業員数・グループ全体の人員数を示すものではありません。(2)外資系・グローバルファンドは日本拠点分のみが反映されている場合があり、実態の組織規模より少なく見える可能性があります。(3)人数の多さがファンドの投資実績や運用資産規模と比例するかは、本データからは検証できません。
組織規模を調べる前に、自分の適性を知っておく
大手のファンドか、少数精鋭のファンドかは志望動機の一部にすぎません。PEの選考ではモデリングテストなど実務スキルが問われる場面があり、組織規模に関わらず対策の中身は共通しています。まずは自分の現在地を知りたい方は、大手町プレップのファイナンスキャリア適性診断をご活用ください。
データの定義と限界
「公開メンバー数」の定義、集計対象の選定基準、系譜の分類、三値分類の考え方は以下のとおりです。
集計方法・データ定義(大手町プレップPE人物データベース独自集計)
- 対象データ
- 大手町プレップPEファンドDBの地域カテゴリに「日本」を含むPEファンド133社(外資系・グローバルファンドの日本拠点を含む)について、各社公式サイトのチーム・メンバーページに現職として掲載された人物1,456名(2026年8月30日時点)。関連会社間の重複を除いた実人数は1,438名。
- 集計単位
- 人物属性(学歴・MBA・職歴など)の集計は実人数(ユニーク人物)単位、ファンド別の集計は人物・所属レコード単位で行っています。
- 三値分類
- 各属性は「記載を確認」「公式プロフィールに記載を確認できず」「経歴情報が不足し判定不能」の3つに分けています。比率は原則として記載有無を判定できた人数(判明者)を分母とし、本文・図表に分母を明記しています。「記載を確認できない」ことは「経歴・資格がない」ことを意味しません。
- ランキングの基準
- 比率のファンド別ランキングは属性判明者10名以上のファンドを対象とし、5〜9名は参考値、4名以下は対象外としています。
- データソース
- 各PEファンドの公式サイト(チームページ・人物プロフィール・会社概要等)の公開情報。役職名・経歴は公式表記を機械的な基準で正規化・分類しています。
- この数字の意味
- 公式サイトのチーム・メンバーページに掲載された現職メンバー数であり、従業員数・組織の実規模ではありません。掲載範囲(投資チームのみ/全職種)はファンドにより異なります。
本分析は公式サイトの公開情報のみを機械的に集計したものであり、各ファンドの実際の人員構成・採用基準を網羅・代表するものではありません。経歴の開示方針はファンドにより大きく異なるため、比率の差がそのまま実態の差を意味するとは限りません。出身大学・前職等は人物の能力・評価を示すものではなく、相関関係は因果関係を意味しません。
よくある質問(FAQ)
Q. この人数はファンドの従業員数ですか。
A. いいえ。各ファンドが公式サイトのチーム・メンバーページで氏名付きに公開している投資プロフェッショナル等の人数であり、正式な総従業員数とは異なります。バックオフィス人員や氏名非公開の人員は含まれていない場合があります。
Q. 外資系ファンドの人数が少なく見えるのはなぜですか。
A. 多くの外資系・グローバルファンドは、公式サイトで日本拠点の人物のみを紹介しているためです。グループ全体の陣容はこの集計には反映されていません。
Q. 人数が多いファンドの方が採用されやすいですか。
A. それは本データからは判断できません。組織規模と採用のしやすさの関係は、本記事の分析対象外です。
Q. データはいつ時点のものですか。
A. 2026年8月30日時点の大手町プレップPEファンドDBおよびPE人物データベースに基づいています。
まとめ
公開メンバー数のランキングからは、ジャフコ グループ・インテグラル・ベインキャピタルが特に規模の大きい組織であること、そして独立系ファンドが上位を多く占めていることが分かりました。ただしこの人数は公式サイトの公開情報に基づくものであり、正式な従業員数ではない点にご注意ください。各ファンドの人物情報の開示充実度は人物プロフィール開示ランキング、若手・シニアの構成は若手比率ランキングで確認できます。ファンドごとの詳細はPEファンドDBをご覧ください。
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出典・データについて
- 大手町プレップPE人物データベース(133社の公式サイト掲載情報を独自集計・2026年8月30日時点)
- 大手町プレップPEファンドDB https://otemachiprep.com/pe-funds/
※本記事は公開情報に基づく教育目的のデータ分析であり、特定のファンド・個人の評価や、転職成否の保証・投資助言ではありません。出身大学・経歴は人物の能力を示すものではありません。
データ基準日: 2026年8月30日(人物データベースの更新に合わせて本記事の数値・表・グラフは再集計されます)