Founder Story
なぜ、このサイトを立ち上げたのか
発起人が本格的にファイナンスを学び始めた原点は、新卒で入社した投資銀行で受けたニューヨーク研修です。ファイナンスも会計も英語で学び、会計はUS GAAPが前提でした。研修そのものは得がたい経験でした。ただ、ひとつの違和感が残りました。なぜ日本で働く日本人が、ファイナンスを学ぶために、まず英語と米国の会計・制度を理解しなければならないのか。
帰国してからも、同じ壁は続きました。英語が母語ではなく、特別に得意なわけでもない。それでも、最新のファイナンス知識をキャッチアップしようとするたびに、参照すべき教材や専門情報の多くは英語圏にありました。海外の情報に直接あたること自体には、いまも大きな価値があると考えています。一方で、日本の実務家一人ひとりが、同じ翻訳と、同じ制度の読み替えと、同じ情報整理を、それぞれ別々に繰り返す必要が本当にあるのだろうか。その疑問は、年を追うごとに大きくなりました。
世界で蓄積されている優れたファイナンス知識を、日本語で、日本の実務に適した形で学べる場所を作りたい。大手町プレップは、この問題意識から始まりました。
PEファンドで、確信に変わった
その後、発起人は投資銀行からPEファンドへ移り、企業への投資と企業分析に携わってきました。そのなかで、この問題意識はさらに強くなりました。日本には、優れた事業、優れた技術、優れたブランド、優れた人材、そして長年かけて築いた顧客基盤——そうした確かな強みを持つ企業が数多くあります。同時に、財務分析、事業計画、投資判断、KPI管理、資本政策、企業価値評価といった領域では、科学的・定量的なファイナンスを経営にさらに活用できる余地のある企業も、確かに存在します。
これは、日本企業に何かが欠けているという話ではありません。強い事業にファイナンスという道具が加われば、その潜在力をさらに引き出せる、という話です。ファイナンスは、投資銀行家やファンドだけが使う特殊な技術ではなく、企業の意思決定を支える共通言語であるべきだ。私たちはそう考えています。