想定読者:事業会社の財務・経営企画の担当者、金融機関の若手行員
前提知識:名目金利と実質金利の違い(実質金利は名目金利から物価の上がり分を引いたもの)が分かれば足ります。

結論:中立金利は「点」ではなく「幅」で置き、到達点を3本に分けて借入計画へ渡す

中期計画の借入金利の前提を作るとき、「利上げはどこで止まるのか」に根拠のある数字を置けない場面は少なくありません。手がかりになるのが名目の中立金利ですが、直接観察できない推計値で、日本銀行自身が「かなりの幅をもってみる」と述べています。そこで本記事は、点で当てにいかず、幅の下限・中央・上限から低位・中位・高位の3つの到達点を置く方法をとります。

手順は5つです。①実質の自然利子率の推計幅に物価安定目標(日銀が掲げる2%の物価上昇率の目標)の2%を足して名目の幅にする、②現在の政策金利との差を0.25%刻みの利上げ回数に直す、③到達時期の前提をつけて3本の政策金利パスにする、④短プラ・TIBOR連動の貸出基準金利の前提行へ変換する、⑤見直しの合図を決める。

日銀の政策手段は金融政策と市場(日本銀行)、2024年3月以降の利上げの経緯は日銀マイナス金利政策を振り返る記事に任せ、借入全体の年次利払い表、固定化・借換え、スワップは扱いません。設例のX社は学習用の架空事例で、日銀の公表値は2026年10月6日時点で確認した範囲です。ここで作るのは予測ではなくシナリオで、投資や融資の助言でもありません。

中立金利と自然利子率は、名目と実質で別のもの

日本銀行は自然利子率を「経済・物価に対して緩和的にも引き締め的にも作用しない中立的な実質金利の水準」と定義しています1。一般的な参考資料(Corporate Finance Institute)でも、自然利子率は中立金利やr*(アールスター)とも呼ばれ、直接観察できず複数のモデルの推計が分かれると整理されています2。日本の推計値は、日銀の資料で確認します。

混同しやすいのは名目と実質です。実質金利は、日銀の資料でも「名目金利から予想物価上昇率を差し引いた」ものとして説明されます3。逆に、実質の自然利子率に期待インフレ率(先行きの物価上昇の見込み)を足せば、名目の中立金利の目安になります。本記事は期待インフレ率に物価安定目標の2.0%をそのまま置きます。日銀が公表した換算ではなく、本記事の仮定です。

名目の中立金利の目安
名目の中立金利(%)= 実質の自然利子率(%)+ 期待インフレ率(%。本記事では2.0)

日銀の推計は「幅」で示され、総裁も点で語っていない

日銀は6つのモデルで自然利子率を推計しています。2026年3月の日銀レビューは、2025年7〜9月期時点の推計値の範囲を「▲0.9%程度〜+0.5%程度」としました。2024年12月の「金融政策の多角的レビュー」の2023年1〜3月期時点は「▲1.0%程度〜+0.5%程度」で、範囲自体は大きく変わっていないが多くの推計値が緩やかに上昇している、と述べています4。この実質の範囲に2.0%を足すと名目は1.1〜2.5%です(本記事の計算で、日銀が示した名目の数字ではありません)。

幅が広い理由として、同レビューは3点を挙げています。推計のばらつきと事後の大きな改訂、海外情勢を十分に織り込めていない可能性、長く低金利だった期間のデータの特性から、とくに時系列モデルの推計値が下方に偏っている可能性が高いことです。そのうえで水準を事前に特定することは難しく「かなりの幅をもってみる必要がある」とし、金融緩和の度合いは経済・物価・金融情勢を総合的に判断するとしています5。

総裁も同じ姿勢です。2026年9月18日の記者会見で、利上げの到達点(ターミナルレート)は「中長期の名目の中立金利に、より短期的に経済・物価を考えて、どれくらいそこからずらすのが適切かということに関する判断と、あと海外の金利等の影響を受けて決まってくる」と述べ、中立金利は「なかなか特定するのが難しい概念、変数」だと説明しました。別の答弁では、今後は「普通に考えれば一つは中立金利まで」引き上げていくことが課題だが、上振れリスクへの対応も必要で、中立金利が分からない中で進む難しさがあるとも述べています6。

名目の中立金利は到達点を考える出発点ですが、到達点そのものではなく、物価や海外金利でずれる余地があります。設例は「到達点=名目の中立金利」という最も単純な置き方にし、ずれは⑤の見直しで扱います。

設例:現在地から3つの到達点を置く

以下は学習用の架空事例です。売上高800億円規模の機械部品メーカーX社の財務担当が、5か年の中期計画の借入金利の前提を作ります。変動金利借入は合計300億円で、内訳は短プラ連動150億円とTIBOR(銀行間の貸出金利の指標)3か月連動150億円です。

現在の政策金利は実際の値を使います。日銀は2026年9月18日の金融政策決定会合で、無担保コールレート(オーバーナイト物)を1.25%程度で推移するよう促す方針を決定し(賛成7反対2)、9月24日から適用しました7。前回の利上げは2026年6月16日の会合で、1.00%程度への引き上げでした8。6月から9月の3か月で0.25%ポイントの引き上げでした。

実質の自然利子率は、実在の日銀推計とは別の架空の前提として、下限−0.5%、中央0.0%、上限+0.5%と置きます(0.25%刻みで割り切れるように丸めた値です)。これに2.0%を足すと、名目の中立金利は下限1.50%、中央2.00%、上限2.50%です。現在の1.25%との差は0.25%ポイント、0.75%ポイント、1.25%ポイントで、0.25%刻みでは1回、3回、5回の利上げに当たります。

図表1:名目の中立金利は「幅」で置く 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 名目の政策金利・中立金利(%) A. 学習用の例(架空) 実質−0.5〜0.5%+2.0% 1.50 2.00 2.50 B. 日銀レビュー換算 実質−0.9〜0.5%+2.0% 1.1 2.5 幅 1.4%ポイント 現在 1.25%(2026年9月24日適用)
単位:%。現在の政策金利は2026年9月24日適用の水準(日銀公表)。Aは学習用の仮定、Bは日本銀行『日銀レビュー』(2026年3月)の実質レンジに2.0%を加算(本記事の計算)。出所:日本銀行の公表値と学習用の仮定を基に大手町プレップ作成。(スマートフォンでは図を横にスクロールできます)

図表1のとおり、学習用のAの帯(1.50〜2.50%)の下限は現在の1.25%より0.25%ポイント上にあります。比較のBは日銀レビューの実質レンジに2.0%を足した幅(1.1〜2.5%)で、下限が現在より0.15%ポイント低くなります。幅が1.4%ポイントあることが、点でなく幅で置く理由です。

図表2:到達点の3シナリオ(単位:%、%ポイント、回)
シナリオ実質の自然利子率(仮置き)名目の中立金利(+2.0)現在1.25との差利上げ回数(0.25刻み)到達時期の前提
低位−0.51.500.2511年目末
中位0.02.000.7532年目末
高位+0.52.501.2553年目末
現在の政策金利は2026年9月24日適用の1.25%(日銀公表)。実質の自然利子率と到達時期は学習用の仮定。出所:日本銀行の公表値と学習用の仮定に基づき大手町プレップ作成。(スマートフォンでは表を横にスクロールできます)

図表2の「回数」は、差を0.25%ポイントで割った便宜的な数え方です。実際の利上げ幅は会合ごとに異なり、据え置きも挟みます。

到達時期の前提をつけて、政策金利の3本のパスにする

到達点だけでは借入計画に渡せないので、到達時期を置きます。「1年に最大2回(0.50%ポイント)まで」という仮定で、低位は1年目末に1.50%、中位は1年目末に1.75%・2年目末に2.00%、高位は1年目末に1.75%・2年目末に2.25%・3年目末に2.50%へ到達し、以後は5年目末まで据え置きます。ペースは仮定で、総裁は会見で利上げのペースとして3か月に1回など特定のものは念頭にないと述べています9。

図表3:政策金利の年末パス(3シナリオ) 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 現在 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 横軸:各年末(現在は2026年9月24日適用の水準)/縦軸:政策金利(%) 帯=学習用の中立金利の幅 ▲高位 2.50 ■中位 2.00 ●低位 1.50 現在 1.25
単位:%。対象期間:現在から5年目末(各年末)。出所:学習用の仮定に基づき大手町プレップ作成(現在の水準は日銀公表)。(スマートフォンでは図を横にスクロールできます)

図表3のとおり、低位は1年目末の1.50%で止まり、中位と高位は1年目末の1.75%まで同じで、2年目末から分かれます。到達後の年間利払いの増加額(貸出金利が政策金利と同じ幅だけ動くと仮定し、変動金利借入300億円に差を掛けたもの)は、低位0.75億円、中位2.25億円、高位3.75億円です。年末の水準で置いた簡略値で5年累計を比べると、低位3.75億円、中位10.50億円、高位15.75億円です。

貸出基準金利の前提行へ変換する

政策金利のパスを借入金利にするには、3つの仮定を置きます。第一に、短プラ(短期プライムレート。銀行が優良企業向けの短期貸出に適用する最優遇金利)は、政策金利の変化幅を同じだけ反映する。起点は改定後の水準で、三菱UFJ銀行は2026年9月18日に、短プラを年2.375%から年2.625%へ改定すると発表しました(改定日は11月2日。本記事執筆時点の10月6日はまだ改定前の2.375%です)10。政策金利1.25%に対応する水準として改定後の値を「現在」の行に使い、短プラ2.625%と政策金利1.25%の差1.375%ポイントを固定します。第二に、TIBOR3か月は政策金利に0.10%ポイントを足した水準とする(学習用の仮定で、実際はTIBORの公表値に差し替えます)。第三に、スプレッドは一定とし、短プラ連動分は+0.00%、TIBOR連動分は+0.80%とします。

年間利払いの検算式
年間利払い(億円)= 150億円 ×(短プラ+0.00%)+ 150億円 ×(TIBOR3か月+0.80%)
現在:150×2.625%+150×2.15%=3.9375+3.225=7.1625(約7.16億円)

図表4:中位シナリオの借入金利前提行(単位:%、億円)
年末政策金利短プラ短プラ連動の適用金利TIBOR3か月TIBOR連動の適用金利年間利払い現在比の増加額
現在1.252.6252.6251.352.157.16-
1年目1.753.1253.1251.852.658.66+1.50
2年目2.003.3753.3752.102.909.41+2.25
3年目2.003.3753.3752.102.909.41+2.25
4年目2.003.3753.3752.102.909.41+2.25
5年目2.003.3753.3752.102.909.41+2.25
対象期間:現在から5年目末。変動金利借入300億円(短プラ連動150億円・TIBOR連動150億円)。年間利払いは小数第2位まで四捨五入して表示し、増加額は丸め前の値の差(例:9.4125−7.1625=2.25)。出所:学習用の仮定に基づき大手町プレップ作成(現在の政策金利は日銀の公表値。「現在」の短プラ2.625%は三菱UFJ銀行が2026年9月18日に発表した11月2日改定後の水準)。(スマートフォンでは表を横にスクロールできます)

図表4の読み方です。中位では2年目末に政策金利が2.00%になり、年間利払いは現在の7.16億円から9.41億円へ、2.25億円増えます。検算は、金利の上がり幅0.75%ポイントに借入300億円を掛けた300×0.75%=2.25億円で、表の値と一致します。この「幅×残高」の見積もりは、変動金利借入の金利感応度(金利が動いたときの利払いの変化)を見る基本の計算で、自社の借入明細の行に差し替えれば、そのまま使えます。

変換表を実務で使うときの3つの注意

1つ目はタイムラグです。政策金利は9月24日に1.25%になりましたが、三菱UFJ銀行の短プラ改定日は11月2日で、39日後です11。実際の借入は、TIBORの更改日や契約上の見直し周期でさらに遅れます。図表4は年末の水準をその年の金利に使うため、期中に利上げが進む実際の利払いより高めに出る保守的な置き方です。

2つ目は反映のしかたです。短プラが政策金利と同じ幅だけ動く、スプレッドが一定、というのは簡略化です。自社の契約の基準金利、見直しの頻度、スプレッドの条件に差し替えてください。

3つ目は長期金利です。日銀レビューは、各年限の国債利回りが先行きの経済・物価情勢や金融政策・財政政策に対する市場の見方などを反映すると述べています12。長期の借入や社債の金利は、政策金利の到達点だけでは決まらないため、別の行で前提を置きます。

シナリオを見直す合図を決めておく

幅で置いた到達点は、新しい情報で動かします。金融政策決定会合(日銀が年8回開く政策決定の会合)の公表物を、パスのどこを動かすかとセットで確認します。直近の予定では、次の会合は2026年10月29〜30日で、決定内容と総裁記者会見、経済・物価情勢の展望(展望レポート)の基本的見解は10月30日、主な意見は11月10日、議事要旨は12月23日に公表される予定です13。

  • 決定内容(金融市場調節方針):政策金利の変更と賛否。利上げの間隔が想定より短ければ、到達時期を前倒しする。
  • 展望レポート:物価見通しの改定方向。編集部の設例ルール(仮定)として、物価見通しの上方修正が2回続いたら高位パスを基準に置き直す。
  • 総裁記者会見:到達点や中立金利への言及。「特定しがたい」との説明が続く限り、点の水準は置かず幅を維持する。
  • 議事要旨・主な意見:委員の金融環境の評価。賛否が割れているとき(9月は賛成7反対2)は、ペースの前提を上下に振る。
  • 日銀短観の企業の物価見通し:期待インフレ率の参考。短観で事業計画の前提を更新する記事の項目対応表で、計画の前提行と対応させる。

中立金利の推計そのものも動きます。日銀レビューによれば、構造モデルでは潜在成長率が自然利子率の主な決定要因で、時系列モデルでは安全資産需要が国債利回りを通じて影響します14。推計が改訂されうるため、半年に1回は幅を見直す運用が安全です。

限界と、よくある間違い

第一に、点の予測として使わないことです。推計は事後に改訂され、日銀も推計値だけで政策を決めません。第二に、名目と実質の取り違えです。日銀レビューの−0.9〜+0.5%は実質で、政策金利と並べるには期待インフレ率を足す必要があります。第三に、2%を足す仮定の見落としです。置く値で名目の幅は平行に動きます。第四に、回数換算の読み違いです。「あと3回」は0.25%刻みの目安で、会合ごとの幅は変わりえます。借入計画の判断(固定化、借換え、ヘッジ)は別に必要で、シナリオプランニングの実務のベース・上振れ・下振れの設計と合わせて、前提行を計画に渡してください。

実務チェックリスト

  • 名目と実質を分けて表記し、期待インフレ率に何を置いたか(本記事は2.0%)を前提行に明記したか。
  • 日銀の推計値を引用するときは、資料名・公表日・推計時点・実質か名目かを控えたか。
  • 現在の政策金利と適用開始日(例:2026年9月24日)を日銀の公表資料で確認したか。
  • 低位・中位・高位の3本について、到達時期とペースの仮定を1行で説明できるか。
  • 短プラとTIBORについて、自社の借入契約の基準金利・見直し頻度・スプレッドに差し替えたか。
  • 年間利払いの増加額を「金利の上がり幅×変動金利借入の残高」で検算したか。
  • 決定会合・展望レポートの日程を確認し、パスを動かす条件を決めたか。

よくある質問(FAQ)

日銀レビューの幅を換算すると下限が1.1%で、現在の1.25%より低くなります。利上げはもう終わりと考えてよいですか。

幅の一端にすぎないので、決めつけられません。日銀は、時系列モデルの推計が下方に偏っている可能性が高いとも説明しており、総裁も上振れリスクに触れています。利上げ余地がほとんどない低位パスを1本に含めつつ、上位のパスも残すのが妥当です。

借入の多くが固定金利の場合、この前提行はどう使えばよいですか。

固定金利の借入は、更改や借換えの時点で新しい金利が適用されます。本記事の変換表は変動金利の部分だけが対象なので、固定の借入は満期や更改の日付ごとに、その時点の貸出基準金利パスを適用する行を別に作ります。

期待インフレ率を2%ではなく1.5%に置くと、結果はどう変わりますか。

名目の中立金利は0.5%ポイント下がり、設例の仮置き値では低位が1.00%(現在1.25%との差は−0.25%ポイントで利上げ余地なし)、中位が1.50%(1回)、高位が2.00%(3回)です。置き方で結論が変わるため、前提行に明記します。

まとめ

中立金利は直接観察できず、日銀もかなりの幅をもってみるとしているため、点ではなく幅で置くのが基本です。実質の自然利子率の幅に期待インフレ率(本記事では2.0%)を足して名目の幅を作り、現在の政策金利1.25%との差を0.25%刻みの回数にすると、低位・中位・高位の到達点が決まります。到達時期の前提をつけて3本のパスにし、短プラ・TIBOR連動の前提行へ変換すれば、中位では年間利払いが2.25億円増えるという形で借入計画に渡せます。決定会合や展望レポートに合わせてパスを見直す、予測ではなくシナリオの運用です。

脚注

  1. 日本銀行「日銀レビュー 自然利子率の動向と金融緩和度合いの評価」(2026-J-5、2026年3月)p.1「はじめに」。自然利子率の定義(中立的な実質金利の水準)と、直接観察できないため推計が必要であることが書かれている(参考文献 R1)。↩
  2. Corporate Finance Institute「Natural Rate of Interest」冒頭「What is the Natural Rate of Interest?」「How is the Natural Rate of Interest Determined?」。呼称、理論上の短期金利という定義、推計が確実でなく見解が分かれる点を一般概念として参照した。日本の推計値の根拠ではない(参考文献 R2)。↩
  3. 同上(R1)p.5「わが国の金融環境の評価」。「名目金利から予想物価上昇率を差し引いた実質金利」と記述。名目の中立金利を「実質+2.0%」とする換算は日銀の記述ではなく本記事の仮定。↩
  4. 同上(R1)p.2「自然利子率の最新の推計値」。6つのモデル、2025/3Q時点で▲0.9%程度〜+0.5%程度、2024年12月公表の「金融政策の多角的レビュー」の2023/1Q時点で▲1.0%程度〜+0.5%程度、推計値が緩やかに上昇していることの記述。↩
  5. 同上(R1)p.1「はじめに」、p.3「自然利子率の推計の不確実性」(3点)、p.4、p.6「おわりに」。「かなりの幅をもってみる必要がある」は p.1・p.6、p.4 には「かなりの幅をもってみざるを得ない」との記述がある。↩
  6. 日本銀行「総裁記者会見」(2026年9月18日開催、同9月24日公表)。p.4 のターミナルレートに関する質疑と、p.10 の局面変化に関する質疑の答弁。引用は記録の文言のまま(参考文献 R3)。↩
  7. 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年9月18日)。無担保コールレート(オーバーナイト物)を1.25%程度で推移するよう促す。賛成7反対2、翌営業日(9月24日)から適用(参考文献 R4)。↩
  8. 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年6月16日)。無担保コールレート(オーバーナイト物)を1.0%程度で推移するよう促す。賛成7反対1(参考文献 R5)。↩
  9. 同上(R3)p.3。「3 か月に 1 回とか何か特定のものを念頭に置いてるかと言われれば、それはない」旨の答弁(利上げペースに関する質疑)。↩
  10. 株式会社三菱UFJ銀行「短期プライムレートの改定について」(2026年9月18日)。変更前2.375%、変更後2.625%、増減+0.25%、改定日2026年11月2日。発表日に改定予定として公表されたもので、改定日までは変更前の2.375%が適用される(参考文献 R6)。↩
  11. 同上(R6)の改定日(11月2日)と、R4 の適用日(9月24日)の間隔(39日)を数えた本記事の整理。他の銀行の改定日は確認していない。↩
  12. 同上(R1)p.5「最近の金融環境」。各年限の国債利回りは、先行きの経済・物価情勢や金融政策・財政政策に対する市場の見方などを反映し、昨年の秋以降上昇しているとの記述。↩
  13. 日本銀行「金融政策決定会合の運営」2026年の表(2026年10月確認)。2026年10月29日・30日の会合について、総裁定例記者会見10月30日、経済・物価情勢の展望(基本的見解)10月30日、主な意見11月10日、議事要旨12月23日の公表日が掲載されている(参考文献 R7)。↩
  14. 同上(R1)p.2〜3。構造モデル(モデル③〜⑥)では潜在成長率が自然利子率の水準を決定する主要な要因とされ、時系列モデル(モデル①②)では安全資産需要の動向が国債利回りの変化を通じて影響するとの記述。↩

参考文献(2026年10月確認)

※本記事は教育目的の一般的な解説であり、法務・税務・投資助言ではありません。設例は理解のための学習用の架空事例であり、実在の企業・案件とは関係ありません。