この記事で分かること
- 外資系IB・PEの選考で英語がどの段階に関わりうるか(一般論として整理。ファンド・ポジションで大きく異なります)
- 限られた準備時間をどの順番に配分すべきか(自己紹介→職務内容→志望動機→テクニカル→雑談)とその理由
- 90秒の自己紹介で、日本語の話し方をそのまま英語に直訳すると伝わりにくくなる理由と、機能する型
- 非帰国子女が発音より優先すべき準備の方向性と、頻出Fit質問への回答の組み立て方
結論:見られているのは英語力ではなく、仕事の中身を英語で説明できるか
外資系の投資銀行やPEファンドの選考で英語面接があると聞くと、多くの人が最初に思い浮かべるのは「英会話をどう鍛えるか」です。しかし選考の現場で実際に見られているのは、ネイティブのような発音や流暢さそのものではなく、自分がこれまで担ってきた職務内容と志望動機を、英語で筋道立てて説明できるかという点です。面接官の多くは非ネイティブの候補者を日常的に評価しており、多少のたどたどしさよりも、話の構造が崩れていないか、質問の意図に正面から答えられているかを重視する傾向があります。
したがって、準備の対象は「英会話力を底上げすること」ではなく、「自分の職務内容・志望動機・想定される深掘り質問への回答を、あらかじめ英語で組み立てておくこと」になります。この記事では、選考プロセスのどこで英語が関わりうるかを一般論として整理したうえで、限られた準備時間をどう配分すべきか、90秒の自己紹介をどう設計するか、日本の職種名をどう英語で説明するかを扱います。なお、日本語での面接対策そのもの(志望動機の作り方、逆質問の設計、想定質問カテゴリーの全体像など)はPE面接の質問100選や職務経歴書のフォーマット完全ガイドが扱っているため、本記事では再掲せず、英語での準備に固有の論点に絞ります。DCF・LBO・財務三表といった技術的な内容を英語でどう説明するかは金融の技術的な論点を英語で説明する方法に譲り、入社後の投資委員会・カンファレンスコール・投資メモといった業務上の英語は投資委員会・カンファレンスコールで使う実務英語に譲ります。本記事が扱うのは、あくまで選考プロセス全体を通じた準備の優先順位と、自己紹介・職務内容説明・Fit質問という「選考の入口」部分です。
選考プロセスのどこで英語が出るか(一般論として整理)
英語が選考のどの段階でどの程度関わるかは、ファンド・ポジション・案件の性質によって大きく異なり、一律に断定できるものではありません。外資系であっても国内案件中心のポジションでは選考のほぼ全体が日本語で完結する場合がありますし、逆に国内系のファンドであってもグローバルLPとの関係やクロスボーダー案件を扱う部門では、選考の一部に英語が組み込まれる場合があります。以下は、多くの選考プロセスに共通して見られやすい段階を、一般的な傾向として整理したものです。
特に注意したいのは③の「本国拠点メンバーとの面接」です。日系・外資系を問わず、グローバル展開しているファンドやアジア太平洋地域を統括する拠点を持つファンドでは、選考の一部に日本国外のメンバーが同席する回が組み込まれる場合があります。海外拠点で働く投資銀行キャリアで扱ったように、こうした拠点間のやり取りでは英語が実務言語になるのが基本であり、選考段階からその一部が英語で行われることも珍しくありません。ただし、これも案件の性質やポジションによって有無・比重が変わるため、「必ずこの段階で英語が出る」と決めつけず、応募先の求人情報や面接案内で個別に確認する姿勢が実務的です。
準備の優先順位:限られた時間で何から手を付けるか
英語面接対策に無制限の時間を割ける候補者は多くありません。優先順位を決めずに手当たり次第に準備すると、直前になって最も出番の多い部分が手薄なまま本番を迎えることになります。以下の順序は、多くの英語面接ラウンドで共通して問われやすい度合いと、準備にかかる時間対効果を踏まえた、優先度の目安です。
| 優先順位 | 準備対象 | 優先度が高い(低い)理由 |
|---|---|---|
| 1 | 自己紹介90秒 | ほぼ全ての英語ラウンドの冒頭で使う。型を一度作れば複数回・複数社に流用できる |
| 2 | 職務内容の説明 | 経歴の深掘りは英語面接でも必ず来る。専門用語の言い換えを事前に決めておかないと本番で詰まりやすい |
| 3 | 志望動機 | Why banking・Why this firmは表現が変奏されるが、骨格は使い回せる |
| 4 | テクニカルの英語説明 | 専門性が高く準備に時間がかかる一方、出題有無・深さはポジションによる差が大きい。1〜3を固めてから着手しても間に合う場合が多い |
| 5 | 雑談・アイスブレイク | 評価への直接の配点は小さいことが多いが、全く準備しないと場慣れしていない印象を与えやすい |
この順序で重要なのは、1と2を固めない状態で4のテクニカル対策に時間を割いてしまう候補者が少なくないという点です。DCF・LBOの英語説明はたしかに専門性が高く目に見える準備量が多いため手を付けたくなりますが、実際の面接では自己紹介と職務内容の説明がほぼ確実に発生する一方、テクニカルな英語説明が求められるかどうかはポジションや面接官の方針次第です。時間が限られている場合は、まず1〜3を自分の言葉で流暢に話せる状態にしてから、余力を4に振り向ける方が、投下時間あたりの効果は高くなります。テクニカルな英語説明の具体的な準備方法は金融の技術的な論点を英語で説明する方法で扱っています。
自己紹介90秒の型:日本語の直訳が通じない理由
日本語の自己紹介では、出発点→転機→裏づけ→志望への接続という順序で語る型が機能しやすいことはビヘイビア面接と「1分自己紹介」の設計で扱ったとおりです。この4部構成そのものは英語でも有効な骨格ですが、そのまま英語に直訳すると、多くの場合うまく機能しません。理由は、日本語の自己紹介が「経緯を積み上げてから、最後に結論(志望動機)にたどり着く」という時系列型に寄りやすいのに対し、英語の面接で機能しやすいのは「まず自分の役割と規模感を一文で言い切り、そのあとに詳細を足していく」という結論先出し型だからです。英語の聞き手は、話の最初の数秒で「この人は何者で、何をしてきたか」を掴めないと、その後の説明を文脈なしに聞くことになり、内容が入ってきにくくなります。
下の図は、同じ経歴を語る場合に、日本語で語られがちな時系列型の流れと、英語面接で機能しやすい結論先出し型の流れを対比したものです。
以下は、同じ経歴(証券会社のM&A部門に4年在籍し、PEを志望する)を題材にした仮設例です。声に出して読むと、どちらもおよそ80〜100秒程度になる分量にしてあります。内容・社名・数値はすべて説明用の設定であり、実在の人物・案件とは関係ありません。
良い例(結論先出し型・英文)
“I’m currently an associate in the M&A advisory group at a Japanese securities firm, where I’ve spent the last four years executing cross-border deals for manufacturing clients, mostly in the five to twenty billion yen range. My role has been building the financial models and coordinating due diligence with our accounting and legal advisors, and on my last two deals I was the main point of contact managing the data room directly with the buy-side team. What draws me to private equity is the shift from advising on a transaction to being responsible for what happens to the business after the deal closes. Before this role, I spent two years in corporate planning at a manufacturer, which is actually where I first saw how acquisitions get evaluated internally, and that’s what originally pushed me toward M&A.”
悪い例(時系列型で結論が埋もれる・英文)
“So, I graduated from university in 2018, and after that I joined a Japanese securities company. At first I was in a training program for about six months, and then I was assigned to a regional branch office for about a year, where I did retail sales work, mostly with individual clients, which was a good experience because I learned how to communicate with different types of people. After that, I was transferred to the head office, to the M&A advisory division, and I’ve been there for about four years now. During this time I’ve worked on several deals, some domestic and some cross-border, in a few different industries, and I think I’ve learned a lot from all of these experiences, and that’s part of why I’m interested in moving into private equity now.”
両者の違いは英語の巧拙ではなく構造です。良い例は最初の一文で「今の役割・規模感」を言い切り、二文目以降で数字と自分の担当範囲を補強してから、志望動機へ接続しています。悪い例は同じ経歴・ほぼ同じ分量でありながら、聞き手が「結局この人は何をしてきたのか」を把握できるのが説明の後半になってしまい、志望動機も「that’s part of why」という弱い接続で終わっています。日本語の面接で機能する謙虚な積み上げ型の語り口を、そのまま英語に直訳すると、悪い例のような印象になりやすい点に注意してください。90秒という制約の中では、結論を先に言い切り、そのあとで裏づけを足すという順序に変えるだけで、同じ経験でも伝わり方が大きく変わります。
職務内容を英語で説明する:直訳が伝わりにくい典型例
自己紹介の次に準備の優先度が高いのが、自分の職務内容を英語でどう説明するかです。日本の職種名・部署名の中には、英語に直訳しただけでは業務の実態が伝わりにくいものがあります。以下は、実務でよく議論される代表的な例を、確からしい範囲に絞って整理したものです。個別の対応関係を保証するものではなく、実際の面接では自分の担当業務を動詞で具体的に補足することが前提になります。
| 日本語の職種・業務 | 直訳が伝わりにくい理由 | 実務でよく使われる説明の仕方(目安) |
|---|---|---|
| 経理/財務 | 日本では記帳・決算を担う「経理」と、資金調達・IRを担う「財務」が組織上分かれていることが多いが、英語のfinanceは両方を指し得る範囲が広く、部署名だけでは実際にどちらの業務かが伝わりにくい | 部署名(accounting/corporate finance)に加えて、自分が扱った具体的な業務(月次決算のクローズ、資金繰り管理など)を動詞で補足する |
| 出向 | 「派遣」に近い直訳語をあてると、雇用関係が切れているかのような誤解を招きやすい | secondment(在籍出向)という語を使い、”I was seconded to X while remaining employed by Y” のように元の雇用関係を残したまま説明する |
| 経営企画 | Corporate Planningという訳語自体は定着しているが、部署名だけでは中期経営計画の策定なのかM&Aの検討なのか業務範囲が伝わらない | 部署名を出したうえで、自分が実際に担った業務(中期計画のKPI設計、買収候補企業のスクリーニングなど)を一文で補足する |
| 法人営業 | salesと直訳すると、個人向けの販売活動のイメージに寄りやすく、企業向けの関係構築・提案業務であることが伝わりにくい | corporate coverageやrelationship managementに近い実態であれば、担当した企業への提案内容(財務ソリューションの提案など)を具体的に添える |
共通する対処法は、部署名や役職の英語訳を1つだけ提示して終わらせず、その後に「自分が実際に何を担当していたか」を動詞で1〜2文補足することです。部署名の訳語は会社・業界によって揺れがあり、本記事の対応関係も絶対的なものではありません。迷った場合は、部署名にこだわりすぎず、自分の担当業務そのものを平易な英語で説明する方が、結果として正確に伝わります。
頻出Fit質問と回答の骨格:丸暗記ではなく型で備える
英語面接で問われるFit質問の多くは、日本語面接で問われるものと本質的に同じ設計思想を持っています。レジュメウォークスルー(Walk me through your resume)、Tell me about yourself、Why banking、Why our firm、Tell me about a difficult situationといった質問はいずれも定番ですが、これらに対して英作文の例文集を丸暗記する準備は、想定と違う角度で聞かれた瞬間に崩れやすく、あまり有効ではありません。有効なのは、質問ごとの回答の骨格を理解し、そこに自分の経験を当てはめる練習をすることです。
「強み」「弱み」「失敗経験」という定番のFit質問については、面接官が確認している観点(自己認識の解像度、実績の裏づけ、学習・改善のループ)とそれぞれの型をIBD・PE面接のフィット質問対策で詳しく扱っています。英語で答える場合も、評価されている観点そのものは変わりません。変わるのは、英語では日本語よりも一文が長くなると聞き手が構造を追いにくくなるため、”There were three things I learned from that experience. First, … Second, … Third, …” のように、話の区切りを言葉で明示する必要が増える点です。日本語では間の取り方や接続助詞で伝わる構造の切れ目を、英語では”First / Second / So / As a result”といった明示的な接続語で示さないと、聞き手が話の骨格を見失いやすくなります。
Why bankingやWhy our firmについても同様で、志望動機の3階建て構造そのものは日本語版と共通です。英語で答える際に意識すべきなのは、抽象的な形容詞(”I’m very motivated” “I’m a hard worker” など)だけで終わらせず、その形容詞を裏づける具体的な経験や数字を必ず一文添えることです。抽象語で終わる回答は、英語では特に内容の薄さが目立ちやすくなります。投資委員会やケース・モデルテスト後のディスカッションで問われる、より専門的な内容の英語説明については金融の技術的な論点を英語で説明する方法を参照してください。
非帰国子女の現実的な戦略:発音より構造、沈黙より繋ぎ
帰国子女や留学経験者に比べて英語での面接に不安を感じる候補者にとって重要なのは、発音やイントネーションを短期間で矯正しようとすることではなく、話の構造を崩さないことと、詰まった瞬間に沈黙で止まらないことです。以下は、非帰国子女が優先的に鍛えるべき現実的な対処法です。
第一に、聞き取れなかったときの聞き返し方をあらかじめ準備しておくことです。”Sorry, could you say that one more time?”や”Could you clarify what you mean by that?”のように、聞き返す表現を2〜3種類用意しておくと、質問を聞き逃した瞬間にフリーズせず、自然に会話を続けられます。同じ聞き返し表現を繰り返し使うこと自体は問題ではなく、無言で固まってしまうことの方が、コミュニケーション能力そのものへの疑問につながりやすい点に注意してください。
第二に、考える時間を稼ぐための繋ぎ表現です。”That’s a good question. Let me think about that for a moment.”や”I haven’t thought about it from that angle before, but let me try.”といった一言は、無言で数秒間止まってしまうよりも自然に聞こえ、かつ実際に考える時間を確保できます。沈黙そのものが評価を下げるわけではありませんが、繋ぎの一言があるだけで「今、頭の中で情報を整理している最中である」ことが面接官に伝わりやすくなります。
第三に、想定外の質問への対処です。準備していた質問と微妙にずれた聞かれ方をした場合、無理に用意していた回答をそのまま流用しようとすると、質問と回答がかみ合っていないことが露呈しやすくなります。”To make sure I understand your question correctly, are you asking about X or Y?”のように、質問の意図を一度確認してから答える方が、的外れな回答をするリスクを下げられます。この対処はスーパーデーのように短時間に複数の面接官から連続して質問される形式で特に有効です。いずれの対処法も、発音そのものの精度よりも、会話を止めずに構造を保つための準備であり、非帰国子女が限られた時間で優先的に練習する価値のある領域です。
評価を下げやすい行動
準備した内容を話す際に、かえって評価を下げてしまう行動もあります。第一に、暗記した英文をそのまま棒読みすることです。用意した文章を一言一句再生しようとすると、少し質問がずれただけで対応できなくなり、暗記していたことが面接官にも伝わりやすくなります。準備すべきは文章そのものではなく、s4・s6で扱ったような回答の骨格です。第二に、質問の内容を理解できていないのに分かったふりをして答えてしまうことです。聞き取れなかった、あるいは意図を掴みかねた場合は、s7で挙げたような聞き返し表現を使う方が、誤った前提で的外れな回答をするより評価を落としにくくなります。第三に、過度な謙遜です。日本語の面接では謙虚さが好意的に受け取られやすい一方、英語の面接で自分の実績を極端に小さく見せると、単に自己評価が低い、あるいは実績を正確に説明できていないと受け取られる場合があります。第四に、職務経歴書やレジュメに書いた内容と口頭での説明が食い違うことです。英語版のレジュメを別途用意する場合、期間・役職・担当業務の表現を日本語版と完全に一致させておかないと、書類と発言の不一致がそのまま信頼性への疑問につながります。
準備スケジュールの例
以下は、限られた準備期間しか取れない場合の時間配分の一例です。実際の選考スケジュールは応募先・自分の状況によって大きく異なるため、あくまで目安として参考にしてください。
| 時期の目安 | 主な取り組み内容 |
|---|---|
| 3〜4週間前 | 自己紹介90秒の骨格(s4)を作り、職務内容を英語でどう説明するか(s5)の言い換えを書き出す |
| 2〜3週間前 | Why banking・Why our firmの骨格を固め、想定されるFit質問(s6)に自分の経験を当てはめる |
| 1〜2週間前 | 余力があればテクニカルな英語説明に着手し、聞き返し・繋ぎ表現(s7)を声に出して練習する |
| 直前数日 | 自己紹介と職務内容説明を録音し、時間を計って聞き直す。暗記感が出ていないか、結論が先に来ているかを確認する |
準備期間が数日しか取れない場合は、s3で示した優先順位に沿って、自己紹介と職務内容の説明だけでも結論先出し型に組み直しておくことを優先してください。テクニカルな英語説明やFit質問の細部まで手が回らなくても、面接の冒頭で崩れない構造を持っているかどうかが、その後の印象を大きく左右します。
自分の経歴を英語でどう組み立てるか、客観的に確認したい場合
本記事で扱った自己紹介・職務内容の説明・Fit質問の骨格は、頭で理解するだけでなく、実際に声に出して時間を計り、第三者の視点で見直す作業が欠かせません。今の自分の準備状況を確認したい場合は、キャリア適性診断で選考対策全体の中での立ち位置を確認できます。
よくある質問(FAQ)
TOEICやTOEFLのスコアは、選考でどの程度重視されますか。
ファンド・ポジションによって扱いが異なり、一律の基準を示すことはできません。求人情報の中には語学要件を明記する例もありますが、明記がない場合も多く、スコアの有無よりも面接で実際に職務内容や志望動機を説明できるかが評価の中心になる傾向があります。応募先の求人情報や募集要項を個別に確認することをおすすめします。
面接官が日本人の場合でも、英語で面接が行われることはありますか。
あります。グローバル本社への報告や英語での資料作成が求められるポジションでは、面接官の国籍にかかわらず、実務言語が英語であることを確認する目的で英語ラウンドが設けられる場合があります。これも一律ではなく、ポジションごとに異なります。
英語がそれほど得意でなくても、選考を通過することはできますか。
特定の合否事例をお示しすることはできませんが、本記事で整理したとおり、多くの面接官が重視しているのは流暢さそのものよりも、職務内容・志望動機を筋道立てて説明できるかという構造面です。発音や語彙の豊富さより、s4・s6で扱った回答の骨格作りに時間を使う方が、投下時間あたりの効果は高くなりやすいと考えられます。
オンライン英会話やスクールに通うべきでしょうか。
本記事では特定のサービス・教材の利用を推奨しません。本記事で扱ったのは、選考で問われる内容を英語でどう組み立てるかという準備の設計であり、英会話力そのものの底上げが必要かどうかは、個人の現状によって異なります。判断が必要な場合は、自分の目標とする選考のレベルと現在の英語力を照らし合わせたうえで検討してください。
英語のレジュメは必ず用意すべきですか。
ポジションや選考担当者によって異なります。職務経歴書のフォーマット完全ガイドで扱ったとおり、外資系IBの一部選考では英語レジュメの提出が求められる場合があります。用意する場合は、日本語版と期間・役職・数値表現を完全に一致させることが前提です。
まとめ
外資系IB・PEの英語面接で見られているのは、英語力そのものではなく、自分の職務内容と志望動機を英語で筋道立てて説明できるかという点です。選考のどこで英語が関わるかはファンド・ポジションによって大きく異なるため断定はできませんが、多くのラウンドで共通して問われやすいのは自己紹介と職務内容の説明であり、この2つを優先的に固めることが投下時間対効果の高い準備になります。90秒の自己紹介は、日本語で機能する時系列型をそのまま直訳するのではなく、結論(役割・規模感)を先に言い切る型に組み替える必要があります。発音の矯正よりも、聞き返し・繋ぎ表現・想定外の質問への対処といった、会話を止めずに構造を保つための準備の方が、非帰国子女にとって優先度の高い領域です。
出典・参考(2026年9月確認)
- 本記事は、外資系投資銀行・PEファンドの選考で一般的に見られる英語面接の位置づけ・準備の考え方について、公開されている選考実務の一般的傾向と大手町プレップ編集部の分析に基づき整理したものです。特定ファンドの実際の選考内容・出題を示すものではありません。
- 本文中の自己紹介の英文例・職務内容の設例は、理解のための仮設例であり、実在の人物・企業・案件とは関係ありません。
※本記事は教育目的の一般的な解説であり、法務・税務・投資助言ではありません。設例は理解のための仮設例です。年収・市場情報は執筆時点の公開情報に基づく参考値です。