‹ 一覧に戻る

チャーターハウス・キャピタル・パートナーズ

Charterhouse Capital Partners LLP
EMEA 投資サイズ:非開示

概要

Charterhouse Capital Partnersは1934年設立、90年以上の歴史を持つ英国ロンドン拠点の独立系プライベートエクイティファームであり、2001年にHSBCから独立して以降は従業員所有の運用会社として欧州中堅企業(サービス業・ヘルスケアを中心)へのバイアウト投資に特化している(事実:公式サイトによる)。公式サイトでは現在まで170億ユーロ超を調達し、150件超の投資を実行、現行のAUMは約70億ユーロ、ターゲット企業価値は1.5億〜15億ユーロと開示されている(事実:公式サイト)。近年はCooper(医薬品)、Sagemcom(通信機器)、Two Circles(スポーツマーケティング)、ESTYA(防火安全)、Metrodora(医療教育)、Winback(メドテック)、Batibig(建物メンテナンス、2026年7月発表)など、フランス・スペインを中心とした欧州サービス業・ヘルスケア案件への投資を継続しており、地理的にはUK&アイルランド、フランス&ベネルクス、南欧、DACHの4地域に事業を集中させている(事実:公式サイト・プレスリリース)。2026年時点では第12世代ファンド(目標1.5十億ユーロ超)の最終クローズに向けたファンドレイズが報じられており、日本・APAC市場での活動実績は今回の調査では確認されなかった(分析:大手町プレップによる公開情報ベースの評価。欧州中堅企業特化型の老舗バイアウトファンドとしてのポジショニングが継続していると考えられる)。

投資戦略・重点領域

投資戦略
バイアウト(PE) グロースエクイティ・マイノリティ投資 バイ・アンド・ビルド(アドオンM&A支援) セカンダリー・バイアウト

重点業種
サービス業 ヘルスケア・医薬品 消費財 産業・工業 教育 メドテック・医療機器 美容・化粧品 食品・飲料

基本情報

正式英語名
Charterhouse Capital Partners LLP
本拠地
英国ロンドン(上場情報なし。独立系プライベートエクイティ運用会社で、事業拠点はロンドンの1拠点のみ)
設立
1934年(英国における未公開株式投資のパイオニアとして設立。現行のバイアウト専業ファームとしての体制は1976年の第三者資本受け入れ、1982年の英国初のレバレッジドバイアウト実行を経て確立し、2001年にHSBCからの独立(従業員所有化)により現在の独立系運用会社となった)
活動地域
EMEA
出自/系列
Charterhouseは1934年に英国で未公開証券への投資家として発足し、1973年には英国を拠点とする欧州初の投資家の一つとなった。1976年から第三者資本の運用を開始し、1982年には英国初のレバレッジドバイアウト案件を実行、英国LBO業界の草分け的存在となった。2001年にHSBC傘下からの独立(経営陣・従業員によるバイアウト)を経て、現在は独立系の従業員所有企業として運営されている。公式サイト・プレスリリース等の一次情報からは、日本国内における拠点設置や日本企業への投資、日本のLP向け専用ファンドレイズ等の証拠は確認できず、事業地域は英国・アイルランド、フランス・ベネルクス、南欧、DACH(独語圏)の欧州4地域に限定されている(大手町プレップによる公開情報ベースの分析:現時点で日本・APAC展開の実績は確認できない)。
状態
運用中
投資方針
主にマジョリティ出資によるバイアウト・グロース投資が中心(Sagemcom、Two Circles、ESTYA等でCharterhouseが支配的パートナーと明記)。一方でWinbackやSkin Tech Pharma Groupなど創業者・既存経営陣の大幅な再投資を伴う案件も多く、経営陣との共同出資(マジョリティだが創業者の実質的な経営継続・株式保有を重視)という傾向が見られる(大手町プレップによる公開情報ベースの分析)。
主な案件タイプ
バイアウト(マジョリティ)、セカンダリー・バイアウト(PEファンド間の売買)、カーブアウト、グロースキャピタル・マイノリティ投資、アドオンM&A(バイ・アンド・ビルド)支援
投資サイズ(Equity Check)
非開示(公式サイトはターゲット企業価値レンジ(€150百万〜€1.5十億)のみ開示。1件あたりのエクイティ投資額は非開示)
対象企業EV
1.5億〜15億ユーロ(公式サイト開示のターゲット企業価値レンジ)
Fund Size
直近の完全クローズ済みファンドはCharterhouse Capital Partners X(2016年11月最終クローズ、€2.3十億、公式プレスリリース)。現在はCharterhouse Capital Partners XII(第12世代)を調達中で、2026年3月時点で約€1〜1.1十億のファーストクローズ(Bloomberg等の報道)、2026年6月時点で目標の€1.5十億を超過(Private Equity International報道)、2026年夏以降に最終クローズを見込むと報じられている(報道ベースにつき確定額は要確認)
AUM
約70億ユーロ(公式サイトで開示。時点は2026年7月時点の同サイト記載データに基づく)
主要ファンド
  • Charterhouse Capital Partners IX(約€4十億(目標€6十億に対し未達での クローズと報じられた)・2008年(2009年5月クローズ))
  • Charterhouse Capital Partners X(€2.3十億・2016年(2016年11月11日最終クローズ))
  • Charterhouse Capital Partners XI(非開示(自社プレスリリース中でCCP XおよびXIを通じて累計€800百万超の投資実行との記載はあるが、ファンド自体のサイズ・クローズ日は公式に確認できず)・非開示(2020年前後と推測されるが一次資料で未確認))
  • Charterhouse Capital Partners XII(目標€1.5十億超(2026年3月時点でファーストクローズ約€1〜1.1十億、2026年6月時点で目標超過と報道)・2026年(調達中、最終クローズ前))

掲載区分・注記:本データは2026年7月25日時点で公式サイト・プレスリリース等から確認できた範囲の情報であり、非公開の取引条件(エクイティチェック額、株式比率等)は多くの案件で非開示。ファンドXIの詳細および進行中案件(Batibig、Casa Optima売却)の最終確定状況は継続的な確認を要する。

投資先(ポートフォリオ)

11 件
投資先業種投資時期Exit時期投資期間状態案件タイプ
サジェムコム
通信・エネルギー・オーディオビジュアル向けの高度なコネクテッド端末およびソフトウェアを製造。年間約3,500万台の端末を生産し、5大陸40カ国以上に約6,800人の従業員を擁する。
フランス通信機器・IoT 2016年9月 非開示 9年10ヶ月(継続中) 一部Exit セカンダリー・バイアウト(The Carlyle Groupからの取得)
クーパー
フランスの独立系OTC医薬品メーカー・販売会社。フランス国内22,000薬局全てへのアクセスを持ち、多様なブランドポートフォリオを展開。
フランスOTC医薬品 2015年10月 2021年11月頃(一部売却) 6年1ヶ月 一部Exit セカンダリー・バイアウト(投資会社Caravelleからの取得)
ミリオン・テクノロジーズ
原子力発電、医療、防衛、ホームランドセキュリティ向けの放射線検出・測定・分析・監視製品を提供する世界的大手企業。
米国核測定・放射線検知機器 2015年 2021年10月 11年1ヶ月(継続中) 投資中 IPO(SPAC統合によるNYSE上場)
SLRコンサルティング
エネルギー、鉱業、インフラ、建設、製造業、金融サービス等向けの環境・ESG・サステナビリティコンサルティングサービスを提供。従業員2,300人超。
英国(ロンドン本社、世界100拠点以上)環境・サステナビリティコンサルティング 2018年 2022年6月20日(売却合意発表、2022年第4四半期クロージング予定) 4年 Exit済 セカンダリー・バイアウト
カーサ・オプティマ
職人向けジェラート・ペイストリー用原材料の世界的メーカー。150カ国以上、ジェラート店3万店・ペイストリー店6千店に供給。Modecor、Giuso等の買収によりバイ・アンド・ビルドを推進。
イタリア(本社リミニ、ブラジルに製造拠点)食品原材料(ジェラート・製菓用素材) 2016年 2025年5月27日(売却合意発表) 8年11ヶ月 Exit済 経営陣・原資産の売却
トゥー・サークルズ
NFL、IOC、F1、プレミアリーグ、UEFA、FIFAなど400超のスポーツ団体向けにファンデータ分析に基づくチケッティング・スポンサーシップ・ストリーミング・EC戦略を提供。顧客継続率92%。
英国(ロンドン本社)スポーツマーケティング・データ分析 2024年1月10日 2年6ヶ月(継続中) 投資中 マジョリティ出資(プラットフォーム投資)
スキン・テック・ファーマ・グループ
ヒアルロン酸ベースの注射剤、局所ピーリング、メソセラピー製品、化粧品の製造・販売を行う医学美容グループ。80カ国以上で展開。
スペイン美容医療・ファーマシューティカルズ 2024年6月21日 2年1ヶ月(継続中) 投資中 マジョリティ出資(創業者再投資あり)
エスティア
火災検知、煙排出・区画分離、ガス検知、電気セキュリティ等の電子防火・セキュリティシステムを提供。フランス全域15拠点、売上約1.2億ユーロ。
フランス(パリ本社)防火安全・セキュリティシステム 2025年3月11日 1年4ヶ月(継続中) 投資中 支配的パートナーとしての投資(既存株主Chequers Capitalは継続保有)
メトロドーラ
看護学・理学療法・スポーツ科学・衛生学等、医療専門家向けの高等教育・職業訓練・生涯学習プラットフォームを提供。学生数2.5万人超、18拠点。
スペイン(マドリード)、ラテンアメリカ展開医療専門職向け教育 2024年12月3日 1年7ヶ月(継続中) 投資中 セカンダリー・バイアウト(Magnum Capitalからの取得)
ウィンバック
TECAR療法、放射周波数療法、低温療法、圧迫システム等、非侵襲的な医療・リハビリ・スポーツリカバリー・美容技術を開発・提供。55カ国、1.5万超の医療機関に導入。
フランス(ビアリッツ本社)メドテック・非侵襲的医療機器 2025年12月2日 7ヶ月(継続中) 投資中 マジョリティ出資(既存少数株主CAPZAは退出、経営陣は大幅再投資)
バティビッグ
フランス国内の緊急建物修理・保守・改装サービスを提供するB2B事業者。年間30万件超の対応実績、売上5億ユーロ超、従業員2,000人超。
フランス建物メンテナンス・修繕 2026年7月17日(買収発表、独占交渉段階) 非開示 0ヶ月(継続中) 公表・未クロージング 買収(創業者の大幅な再投資を伴う)

PE業界を知る、から、PE実務を学ぶへ。

LBO・バリュエーション・財務モデリングを、日本語で手を動かして学べる実務Excel教材をそろえています。

教材を見る →