この記事で分かること

  • 学部が判明したPE人材582名の出身学部の内訳と、経済学部が38.8%で最多という結果
  • 工学部・理工学系を中心とした理系出身者は115名(19.8%)で、判明者の5人に1人程度
  • 経済・法・商の3学部合計で判明者の74.2%を占め、学部面でも一定の集中があること
  • 学部データが示す傾向と、この分析だけでは分からない「学部が採用に与える影響」の限界
データ基準日: 2026年8月30日 | 対象: 大手町プレップPEファンドDBの日本カテゴリ133社の公式サイトに現職として掲載された1,456名(実人数1,438名) | 学部系統が判明した582名 | 執筆: 大手町プレップ編集部

結論:PE人材の出身学部は経済学部が38.8%で最多、理系合計は19.8%

大手町プレップPE人物データベースのうち、出身学部が判明した582名を対象に集計したところ、経済学部が226名(38.8%)で最も多く、法学部・政治学系が106名(18.2%)、商学部・経営学系が100名(17.2%)、工学部・理工学系が91名(15.6%)と続きました。文・教養・国際系は27名(4.6%)、理学部・農学部・薬学部・医学部系は24名(4.1%)、総合政策・SFC系は8名(1.4%)です。

経済・法・商の3学部だけで判明者の74.2%を占め、学部面でも一定の集中がうかがえます。一方、工学部・理工学系を中心とした理系出身者(工・理工91名+理・農・薬・医24名=115名)は判明者の19.8%を占めており、「PEファンドは文系学部出身者に限られる」というイメージほどには理系がゼロではないことも分かります。

226名
1位 経済
判明者の38.8%
106名
法・政治
18.2%
100名
商・経営
17.2%
91名
工・理工
15.6%

分析対象とデータの定義

本分析の対象は、2026年8月30日時点で大手町プレップPEファンドDBに収録された日本のPEファンドの公式サイト掲載人物のうち、出身学部(学部・学科レベル)を確認できた582名です。学部の記載がない、または大学名のみで学部が特定できない人物は分析対象から除外しており、実際の在籍者数より少ない点に注意してください。学部区分は「経済」「法・政治」「商・経営」「工・理工」「文・教養・国際」「理・農・薬・医」「総合政策・SFC」の7区分に整理しています。この区分は大手町プレップが独自に設定した分類であり、各大学の公式な学部名称とは表記が異なる場合があります。

学部別ランキングと構成比

経済 226名(39%)法・政治 106名(18%)商・経営 100名(17%)工・理工 91名(16%)文・教養・国際 27名(5%)理・農・薬・医 24名(4%)総合政策・SFC 8名(1%)
出身学部系統の構成(判明582名)

構成比を見ると、経済学部が突出して多く、次いで法学部・政治学系、商学部・経営学系という順で、社会科学系の学部が上位を占めています。工学部・理工学系は4位に入っており、理系出身者が一定数PE業界に存在することが読み取れます。

出身学部系統ランキング
#学部系統人数判明者比
1経済22638.8%
2法・政治10618.2%
3商・経営10017.2%
4工・理工9115.6%
5文・教養・国際274.6%
6理・農・薬・医244.1%
7総合政策・SFC81.4%

学部別の詳細な人数は上表のとおりです。最も少ない総合政策・SFC系でも8名が確認でき、7区分いずれもゼロではありません。ただし各学部の判明人数には大きな差があり、少人数の区分は数名の異動でも比率が変動しやすい点に留意が必要です。

文系・理系で見た場合の比率

7区分を文系(経済・法・政治・商・経営・文・教養・国際・総合政策・SFC)と理系(工・理工・理・農・薬・医)にまとめ直すと、文系467名(80.2%)、理系115名(19.8%)となります。判明者の5人に1人程度が理系出身という結果は、理系出身者がPE業界で一定の存在感を持つことを示しています。理系出身者がどのファンドに多いか、投資銀行やMBAなどの経歴とどう組み合わさっているかは、理系出身者はPEファンドでどう活躍しているのかで詳しく分析しています。

結果から言えること・言えないこと

言えること。(1)出身学部が判明した582名の集計では、経済学部が38.8%で最多であり、経済・法・商の3学部で74.2%を占めるなど、学部面での集中傾向が確認できます。(2)工学部・理工学系を中心とする理系出身者は19.8%存在しており、PE業界が文系学部出身者だけで構成されているわけではありません。

言えないこと。(1)本データは学部が判明した582名のみが対象であり、学部の記載がない人物を含む業界全体の構成ではありません。学歴を開示しやすいのは公式プロフィールが充実したファンドの人材である可能性があり、実際の分布はこれと異なる可能性があります。(2)特定の学部の出身者が多いことは、その学部がPEファンドの採用で有利であることを意味しません。学部選択と採用可否の因果関係は本データからは検証できません。(3)学部区分は大手町プレップの独自分類であり、学際的な学部・学科は一つの区分に振り分けている点にも限界があります。

学部を問わず求められるのはモデリングの再現性

出身学部が経済・法・商のいずれであっても、理系であっても、PEファンドの投資実務ではLBOモデルを使ったリターン分析が中核になります。学部で学んだ内容とは別に、財務モデリングの基礎を体系的に身につけておくことは、選考・実務のどちらにも役立ちます。

→ 無料Excelスターターパックの詳細を見る

データの定義と限界

本記事の母集団・三値分類・学部区分の基準は以下のとおりです。

集計方法・データ定義(大手町プレップPE人物データベース独自集計)

対象データ
大手町プレップPEファンドDBの地域カテゴリに「日本」を含むPEファンド133社(外資系・グローバルファンドの日本拠点を含む)について、各社公式サイトのチーム・メンバーページに現職として掲載された人物1,456名(2026年8月30日時点)。関連会社間の重複を除いた実人数は1,438名。
集計単位
人物属性(学歴・MBA・職歴など)の集計は実人数(ユニーク人物)単位、ファンド別の集計は人物・所属レコード単位で行っています。
三値分類
各属性は「記載を確認」「公式プロフィールに記載を確認できず」「経歴情報が不足し判定不能」の3つに分けています。比率は原則として記載有無を判定できた人数(判明者)を分母とし、本文・図表に分母を明記しています。「記載を確認できない」ことは「経歴・資格がない」ことを意味しません。
ランキングの基準
比率のファンド別ランキングは属性判明者10名以上のファンドを対象とし、5〜9名は参考値、4名以下は対象外としています。
データソース
各PEファンドの公式サイト(チームページ・人物プロフィール・会社概要等)の公開情報。役職名・経歴は公式表記を機械的な基準で正規化・分類しています。
学部系統の分類
学歴テキストの学部名から機械的に分類しています(経済/商・経営/法・政治/工・理工/理・農・薬・医/文・教養・国際/総合政策・SFC)。学部名の記載がない人物は含まれません。

本分析は公式サイトの公開情報のみを機械的に集計したものであり、各ファンドの実際の人員構成・採用基準を網羅・代表するものではありません。経歴の開示方針はファンドにより大きく異なるため、比率の差がそのまま実態の差を意味するとは限りません。出身大学・前職等は人物の能力・評価を示すものではなく、相関関係は因果関係を意味しません。

よくある質問(FAQ)

Q. 経済学部でなければPEファンドに入れませんか。
A. いいえ。今回の集計では経済学部が最多ですが、法学部・商学部・工学部などさまざまな学部の出身者が確認できます。特定の学部が選考の必須条件であることをこのデータは示していません。

Q. 理系出身者はPE業界で少数派ですか。
A. 学部が判明した582名のうち理系(工・理工、理・農・薬・医)は115名・19.8%です。少数派ではありますが、一定数が確認できます。

Q. このランキングは大学の学部そのものの人気ランキングですか。
A. いいえ。あくまでPEファンドに現職として在籍している人物の出身学部の内訳であり、各大学の学部の人気度や難易度を示すものではありません。

Q. データはいつ時点のものですか。
A. 2026年8月30日時点の公式サイト掲載情報に基づく集計です。

まとめ

学部が判明した582名の内訳では、経済学部が38.8%で最多となり、法学部・商学部を含む社会科学系が上位を占める一方、工学部・理工学系を中心とした理系出身者も19.8%存在します。出身大学のランキングはPEファンド人材の出身大学ランキング、理系出身者の詳細は理系出身者の活躍実態で扱っています。

学部データを見た次は、大手町プレップに無料登録

大手町プレップに無料会員登録いただくと、財務モデリングを学べる無料Excelスターターパックなどのコンテンツにアクセスできます。クレジットカードは不要です。

→ 無料会員登録はこちら

出典・データについて

  • 大手町プレップPE人物データベース(日本のPEファンド公式サイト掲載情報を独自集計・2026年8月30日時点)
  • 大手町プレップPEファンドDB https://otemachiprep.com/pe-funds/

※本記事は公開情報に基づく教育目的のデータ分析であり、特定のファンド・個人の評価や、転職成否の保証・投資助言ではありません。出身大学・経歴は人物の能力を示すものではありません。

データ基準日: 2026年8月30日(人物データベースの更新に合わせて本記事の数値・表・グラフは再集計されます)